2023年夏休み 日本科学未来館で開催されるイベントのご紹介です。
(株式会社イノカ様より掲載依頼をいただきました)
体験型シチズンサイエンスプログラム「サンゴの好きを探し出せ!」
日程:8/19(土)、8/20(日)、8/26(土)、8/27(日)
時間:11:00-12:00, 13:30-14:30, 15:00-16:00 ※8/19のみ13:30からの開始となります。
開催場所:日本科学未来館 7階 ドームシアターロビー
参加対象:小学校高学年(3年生~)から中学生
参加費:無料
申込方法:事前予約
定員:220名
イベント公式サイトのURL:https://corp.innoqua.jp/news/ytn1qp6f9j
主催:アラムコ・アジア・ジャパン株式会社、株式会社イノカ
(協力:株式会社リバネス)
シチズンサイエンスプログラム「サンゴの好きを探し出せ!」
【本イベントは無料です。日本科学未来館の展示、ドームシアターの鑑賞をする場合は、入館料が必要です。】本イベントでは、絶滅の危機にあるサンゴを救うべく、世界初の試みとして、「サンゴが何を好んで食べるのか?」に関する実験を行います(当社調べ)。こどもたちが、サンゴがどの餌をなぜ好むのかという仮説を立て、実際にサンゴに餌を与え観察する実験体験を提供します。用意する餌には野菜や海藻を中心に、中には現在問題になっているマイクロプラスチック等も含み環境問題についても考える機会を提供します。(※プラスチックは実際に捕食してしまわぬよう、捕食前に取り除きます。)
イベント初日には東京大学のサンゴの研究者や、小学5年生ながら学会発表を行なった未来の海洋研究者を招待したトークイベント(https://mirai-coral-kickoff.peatix.com)も開催。また、会期中にはサンゴ礁の海を再現した水槽を設置し、ご来場のどなたでも生きた本物のサンゴを間近で見ながら海のことを学べる特別展示も実施します。
◆シチズンサイエンスプログラムとは
シチズンサイエンスとは、研究者ではない一般の方々が研究に参画することで自然科学への理解を深めながらも科学技術の発展に貢献する新たな研究手法で、科学と社会の距離を近づける有用な方法として,科学政策の点から注目されています(※1)。
「科学技術を文化として捉え、社会に対する役割と未来の可能性について考え、語り合うための、すべての人々にひらかれた場」 (※2)が設立の理念である日本科学未来館を会場にして、今回は誰でも簡単に実験をはじめられる環境を提供できるイノカだからこそできる、市民参加型のプログラムを提供します。※1:Franzen, M. 2019:“Changing science-society relations in the digital age: the citizen science movement and its broader implications”, Simon, D., Kuhlmann, S., Stamm, J. and Canzler, W(. eds.), Handbook on Science and Public Policy, Edward Elgar, 336―356.
※2:日本科学未来館 「未来館について」https://www.miraikan.jst.go.jp/aboutus/■ シチズンサイエンスプログラム「サンゴの好きを探し出せ!」詳細
日程:8/19(土)、8/20(日)、8/26(土)、8/27(日)
時間:11:00-12:00, 13:30-14:30, 15:00-16:00 ※8/19のみ13:30からの開始となります。
会場:日本科学未来館 7階 ドームシアターロビー
定員:16名/回
料金:無料
予約ページ: https://mirai-coral.peatix.com■ キックオフイベント:トークイベント「世界の海の未来をつくるのは、君だ!」詳細
・日程:8/19(土)
・時間:11:30~12:30
・会場:日本科学未来館 7階 イノベーションホール
・内容:本企画の趣旨のご説明、そして実際に既に海の未来のために行動している若き海洋アントレプレナーのご紹介、ならびにアカデミアの立場から、海洋国家日本に求められるこれからの教育に関してお話いただきます。
・登壇者:※一部変更になる可能性がございます。
・ご挨拶:アラムコ・アジア・ジャパン株式会社 代表取締役社長 アブドゥラ・ジャスタニア
・東京大学教授 安田 仁奈
・中学生海洋アントレプレナー 宮崎 陽夏太
・小学生海洋研究者 中村 輝
・株式会社リバネスものづくり研究センター長/株式会社NEST EdLAB代表取締役 藤田 大悟
・株式会社イノカ 代表取締役 高倉 葉太
・料金:無料
予約ページ:https://mirai-coral-kickoff.peatix.com〈本イベント開催の背景について〉
サンゴは、約4億年前に誕生し、熱帯を中心に生息している動物です。生物多様性の面でも重要な役割を果たしており、海の表面積のわずか0.2%に過ぎないサンゴ礁海域に、海洋生物の25%が暮らしています。また、人間の社会生活を支える上で必要な護岸効果や漁場の提供、建築材料や生活の道具の材料といった重要な役割を果たし、近年では医薬品への活用も期待されています。生物多様性の担保や環境保全から市場経済や社会生活に必要不可欠なサンゴは、年間で推定3750億ドル(日本円で約43兆円)以上の経済価値があると言われています。(※3)
しかし、20年後には気候変動に伴う海水温の上昇によりサンゴ礁の70~90%が消滅する可能性が高いと言われており、海の生物多様性やそこからうまれる経済価値を守るためにサンゴ礁の保全は最重要課題です。
サンゴは体内に褐虫藻と呼ばれる植物プランクトンを取り込んでおり、太陽の光によって栄養を作ることが可能です。現在、海水温の上昇等により、この褐虫藻が抜け出しサンゴが光合成できなくなり、最終的に餓死してしまう「白化現象」が世界的に問題になっています。一方でサンゴは捕食によって栄養を作ることが可能であり、うまく捕食の能力や効率、サンゴが好むものを見つけることでサンゴが最終 的に餓死することなく白化現象を防げる可能性があると考え、今回の実験を立ち上げました。
サンゴについて、楽しく学べる参加型実験イベント。
「サンゴが何を好んで食べるのか?」
考えて、実際にサンゴに餌を与えてみたらどうなるでしょう?
2023年夏休み 体験のひとつとして参加してみませんか?
自由研究のテーマとしても最適です。
事前予約制となっています。
ぜひ、この機会にご参加ください。